活用事例

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【X線CT】牛の海綿骨CTスキャン~数値シミュレーション用モデルデータの生成~

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NSSでは2020年から「X線CTスキャン受託サービス」を提供しています。X線CTでなにができるの?という疑問にお答えするため、活用事例を定期的に紹介していきます。

今回は数値シミュレーション用モデルデータの生成に、X線CTを活用した事例を紹介します。
本サンプルは、独立行政法人国立高等専門学校機構 明石工業高等専門学校 細川篤先生よりご貸与頂きました。
(本WEBサイトへの掲載に関して許諾頂いております。)

ウシ海綿骨外観画像
写真: ウシ海綿骨外観画像(青色部はサンプル方向を識別するために行ったマーキング)

骨粗鬆症超音波診断の高精度化、及び超音波骨折治療の高効率化研究におけるシミュレーション用モデルデータを作成するため、ウシ海綿骨構造をCTスキャンで取得しました。
X線CTを使用することでサンプルを非破壊で内部微細構造を余すことなく、かつ短時間で取得することが出来ます。

ウシ海綿骨断面画像
写真: ウシ海綿骨X線CTデータ/断面画像


動画: ウシ海綿骨X線CT断面スライス動画

ウシ海綿骨3D画像
写真: ウシ海綿骨X線CTデータ/3Dボリュームレンダリング画像

取得したX線CTデータは、ノイズ除去、閾値処理、メッシュ変換(サーフェス、テトラ、ボリュームメッシュ)、メッシュ編集(スムージング、リメッシュ等)を行うことで、数値シミュレーションに利用できるモデルに変換することが可能です。※それぞれの編集・変換には専用ソフトが必要になります。

NSSでは、VGStudioMAX、Avizo For Industrial Inspectionなど各種CTデータ編集ソフトウェアを揃えており、CTデータからサーフェスやテトラメッシュ出力、HyperMeshなどメッシャー対応データ、各種ソルバー(Abaqus、ANSYSなど)対応形式データを変換・出力することが出来ます。
また、サンプルに荷重を掛けた状態でのCT(in-situ CT)データ取得、Digital Volume Correlation(DVC)解析、メッシャーを使ったメッシュ編集などの技術コンサルティングも可能です。

【提出用レポートサンプル無償公開中】
X線CT撮影のレポートサンプルはこちらよりダウンロードして頂くご確認可能です。

CTスキャン受託サービスWEB: https://xrayct.jp/

細川篤先生 国立高専研究情報ポータル
https://research.kosen-k.go.jp/researcher-list/read0062070/
独立行政法人国立高等専門学校機構 明石工業高等専門学校 様
https://www.akashi.ac.jp/
〒674-8501
兵庫県明石市魚住町西岡679−3

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