活用事例

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【比較】光造形用レジン臭について

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光造形機用のレジンは昔から臭いが強烈だとの話を良く聞くかと思います。
そこで新コスモス電機株式会社製の [COSMOS ニオイセンサXP-329m] を使用して人間の感覚ではなく数値で比較してみました。

 

 

今回比較するレジンは4種類で下記画像左から
Hunter純正油性レジン ・日本製水洗いレジン ・オランダ製油性レジン(SW) ・某中国製水洗いレジン

 

測定は下記の方法で実施しました。
・測定部屋にてニオイセンサXP-329mの電源を入れて数値が安定するまで暖気運転を行う
・数値が安定したら表示の数値を「0」にセットを行う(大気中の臭いを0としてレジン臭を比較)
・測定前に対象のボトルを10回振り撹拌する
・ボトルの蓋を外しボトルの口元にて20秒間測定を行い最大数値を記録(この数値が今回のレジンの数値とします)
・測定後、装置が0に戻るまで待機し、0に戻ったら次のボトルの測定を行う

※下記に記載する測定値は2019/8月時点での数値となり、最新ロット等では異なる可能性があります。
※JIS等の規格に準じて測定していませんので測定環境によっては数値が異なる場合があります。(参考値として認識ください)

 

測定値の参考基準としては
珈琲豆の香りが「約50」
一般的な石鹸の香りで「約150」
ゴミ箱中や、強烈な蒸れた靴の臭いで「500以上」

 

 

Hunter純正油性レジン

測定値は「313」でした。
例としてあげた石鹸の香りの約2倍の数値です。
純正レジンは、レジンとしてとても性能が良いのですが、ほんとんど人は臭いにが気になるレベルです。
例えば、個人差はありますが、8畳程度の部屋で換気無しで造形していたり、造形のVAT内にレジンを残した状態ですと部屋に入った瞬間にレジンが「臭うな」と不快に感じます。
純正レジン(一般的なレジン)の揮発成分は体に有害なので保護マスクや、よく換気をして使用してください。

 

 

FunToDo-SW(スノーホワイト)レジン

測定値は「139」でした。
参考基準とした一般的な石鹸の香りが「約150」なので臭いは気にならないレベルです。
例えば、個人差はありますが、8畳程度の部屋で換気無しで造形していたり、造形のVAT内にレジンを残した状態ですと部屋に入っても臭いは感じませんが
光造形機のカバーを開けて鼻を近づけるとレジンの「臭いがするかな」と感じる程度です。
造形の性能も良く、様々な機種で使用できるため油性レジンで臭いの少ないものを探している方にオススメです。(FunToDo社製の他のレジンもこの程度の臭い)
しかし、臭いがしなくても揮発成分は体に有害なので保護マスクや、よく換気をして使用してください。

 

 

日本製低アレルゲン水洗いレジン

測定値は「143」でした。
参考基準とした一般的な石鹸の香りが「約150」なので臭いは気にならないレベルです。
前記したFunToDo社のレジンと同等の数値ですが、臭いの特性は異なり油性レジン特有の”レジン臭”はせずに
文房具の 液体のり の臭いをちょっと優しくした様なイメージです。
8畳程度の部屋で換気無しで造形していたり、造形のVAT内にレジンを残した状態ですと部屋に入っても臭いは感じませんが光造形機のカバーを開けて鼻を近づけると水洗いレジンの「液体のりの様な臭いがするかな」と感じる程度です。
今回は、クリアタイプのレジンで測定しましたが、グレータイプも同等の臭いです。
FunToDo社の油性レジンと測定値は同等でしたが、人間が嗅ぐ臭いの “感覚” としてはこちらの水洗いレジンの方が臭いが少なく感じます。

 

 

●某中国製水洗いレジン

測定値は「579」でした・・・。

 

 

●まとめ
Hunter純正油性レジン「313」
FunToDo-SW(スノーホワイト)レジン「139」
日本製低アレルゲン水洗いレジン「143」
某中国製水洗いレジン→「579」

レジンの選定は、使用目的、環境、コスト等の様々な理由で選定を行いますが、光造形を楽しむ(運用)するには、環境も重要な要素の一つです。
上記の数値は光造形レジンを選定する際の参考として頂ければと思います。

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