A.水洗いレジンは、そのまま下水に流せるレジンと流せないレジンがあるので、流すには確認が必要です。 エキマテは、ほとんどの地域でそのまま排水して頂く事が可能です。
その他のレジンはメーカー、購入した販売店にお問い合わせください。
※最新の水洗いレジンを下水道に廃棄する方法は下記URLよりご確認ください。
https://nssngt.com/2022/08/09/2536/
【最新】本当は水洗いレジンを下水に流してはダメ!?3Dプリンタ用水洗いレジンを直接下水道に流す為に事前確認するべき事。
光造形用レジンは化学物質の塊です。現在世の中で販売されている硬化前のレジンのほとんどは、有害物質が含まれており安易な下水道への排水は環境、生物へ影響が懸念されますので適切な処理が必要となります。
◆一般的なレジン(油性・水洗いレジン(水溶性))の廃棄処理については下記などの処理方法が一般的です。
- ウエスや新聞紙にしみ込ませて燃えるゴミで捨てる。
レジンやIPAの臭いがするので、生ごみを捨てるような
感覚でゴミ袋の管理が必要 - ペール缶やドラム缶などの廃液保管容器に貯めて
産業廃棄物業者に有償にて引き取り依頼を行う。 - 車やバイクなどのエンジンオイルを廃棄する処理ボックスを使う。
下記の様な処理ボックスを用いれば
比較的低コストで専用処理が可能。
(満タンになるまで廃棄出来る)
内部の袋を閉じれるが密閉は出来ないので臭いはでてしまう。
屋外での保管管理が最適だが
本体が段ボール製なので雨よけが必要。
◆日本製アレルギーフリー水洗いレジン「エキマテ」の廃棄処理について
下水道に流して良いかの最終判断は水洗いレジンを下水で排水したい場所の区市町村への問い合わせが必要となります。
なぜなら、使用している下水道処理施設のスペックにより処理能力が異なる為です。
なので、下水に水洗いレジンを流す為には、国が下水道法で定めている有害物質の基準クリア+各区市町村の基準クリアが必要となります。
※参考:下水排除基準(東京都23区内)
「エキマテ」には東京都23区内の下水排水基準に定められている有害物質は一切使用しておりません。
排水に関するルールや基準など
- 下水道への排水ルール法令は下水道法(昭和三十四年政令第百四十七号)で定められています。(所管は国土交通省です)
第九条から下水の水質について制定しており、第九条の四で定めている化学物質34項目が水質に含まれている、又は、規定量以上に含まているとそのまま下水道に流す事が禁止されており、水質処理が必要となります。「エキマテ」には規定に該当する化学物質は一切含まれておりません。 - 環境省が定めている「一律排水基準」とは
「一律排水基準」とは家庭や、事業所が河川や海へ直接排水する際の水質基準です。
「エキマテ」には基準で定められている「■有害物質」は一切含まれておりません。
では河川や海に直接このレジンの廃液を流せるのか?
答えはNoです。有害物質は一切含まれていませんが、それ以外で要求されている液中の酸素濃度等がクリア出来ない為です。 - 有機溶剤中毒予防規則とは
有機溶剤取り扱い、接触や吸入等で健康被害の恐れがある為、取扱い方法などを規制した法律です。
有機溶剤中毒予防規則(昭和四十七年労働省令第三十六号)内、別表 - 急性毒性の指標LD50とは
LD50(50%致死量)という動物実験にて試験物質を投与した場合に、動物の半数を死亡させる量の指標です。一般的にはLD50 2,000mg/kg-以上で安全とみなされています。
「エキマテ」の経口毒性はLD50 4,000mg/kgと非常に高い安全性を有しております。
※参考数値: 食塩 4,000mg/kg カフェイン1,950mg/kg - ジャパニーズスタンダードアレルゲンとは
一般社団法人 日本皮膚免疫アレルギー学会が発表している(皮膚のアレルギー反応を測定するパッチテストに用いられる化学物質)ジャパニーズスタンダードアレルゲン2015のアレルゲン一覧にある化学物質は「エキマテ」には一切含まれておりません。
- SDS(安全データシート)発行義務対象674物質物質とは
厚生労働省が定める「労働安全衛生法施行令別表第9及び別表第3第1号に掲げるラベル表示・SDS交付義務対象674物質」にある”表示・通知義務対象物質”674種類の化学物質は「エキマテ」には一切含まれておりません。
ですので、実は「エキマテ」にはSDS(安全データシート)の法的な発行義務は御座いません。
※但し、努力義務は御座いますので発行しております。
日本製アレルギーフリー水洗いレジン「エキマテ」を下水へ排水する場合は、排水をする区市町村の下水道を管理している部署へ下記情報を伝え、下水への排水が可能かご確認ください。
①光造形用3Dプリンターに使用する、出力物に付着した少量の水溶性樹脂を台所用洗剤で洗浄した廃液を下水へと排水したいと伝える。
(レジンそのものは流さない。あくまでも出力品に付着した少量の台所用洗剤と混合されたレジンを下水へと流すとの旨)
②下水に流すレジンの経口毒性は食塩と同等レベル。
LD50(経口毒性指標)は4000mg/kgで生物への安全性が高い
台所用洗剤も化学物質の塊で、石けん・洗剤のLD50値は3500〜4000mg/kg※です。
③環境省が定める「一律排水基準」の”■有害物質は含まれていない
④下水道法施行令の第九条の四で定めている化学物質は一切含まれていない。
⑤「有機溶剤中毒予防規則」の「別表(第二十九条関係)」に記載されている「有機溶剤等」に該当する有機溶剤は一切含まれていない。
⑥日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会パッチテストに用いられる化学物質は一切含まれていない。
⑦厚生労働省が定めるSDS(安全データシート)発行義務対象674物質物質は一切含まれていない。
⑧水道管の中で硬化やヘドロ化する可能性は無い。
(洗剤と混合されて薄まっており、紫外線が当たらないと硬化しない為)
⑨レジンのPHは約6.5で中性。
ここまで、伝えて頂ければほとんどの地域で下水への排水は問題ないとの回答が得られると思います。
弊社ショールーム所在地の東京都立川市の下水道課に確認したところ排水をしても問題無いとの回答を得られました。
(地域、担当者により回答が異なる場合も御座いますのでご自身でご確認ください)
※引用:独立行政法人 製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター発行「身の回りの製品に含まれる化学物質シリーズ 家庭用洗剤」
https://www.nite.go.jp/data/000097447.pdf
P45 3.誤って使用した場合の安全性 参照
冒頭でも記述しましたが、光造形用レジンは化学物質の塊です。
日本製低アレルギー水洗いレジン「エキマテ」には一切的含まていませんが、低アレルゲンタイプとうたわれて市販されているレジンは油性タイプと比べてアレルギー物質の量が少ないので”低アレルゲン”としており、ほとんどのレジンに硬さやしなりなどの特性を向上させるために発がん性物質のベンゼンや、日本では劇物に指定されているアンチモン等の有害化学物質が使用されています。
正しい廃棄処理を行わないと、環境・生物への悪影響を及ぼす可能性がありますので水洗いレジンの下水道への排水は区市町村へ必ず確認してから処理を行ってください。
安心安全に定評のある日本製低アレルゲン水洗いレジン「エキマテ」はこちらよりご購入頂けます。
WEBサイト:https://ekimate.jp/
通販サイト :https://nssngt.com/shop/products/list?category_id=9
「エキマテ」は安全性が高く、臭いも少ないため、今までレジンの毒性や取り扱いの難しさがネックで光造形3Dプリンタの導入を諦めていた教育現場・オフィス・ご自宅などの環境でも安心してお使い頂けます。
株式会社エヌエスエスについて
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