金属3Dプリンターの市場動向と価格帯を比較!3Dプリンターでの製造に向いているものとは?

金属3Dプリンターは、部品製造や金型の造形が可能です。全世界の市場動向と日本の市場動向には開きがあり、日本ではこれから市場が拡大していくと考えられています。導入を検討するなら今がチャンスです。こちらでは、金属3Dプリンターの市場動向や価格帯、製造に適したものをご紹介します。金属3Dプリンターの導入をお考えでしたら、ぜひExpert Material Laboratories株式会社にご相談ください。

金属3Dプリンターの市場動向

金属3Dプリンター

世界的に見た金属3Dプリンターの市場は、成長傾向にあります。金属3Dプリンターの世界市場は、2015年・2016年と横ばいできたものの、2017年は622億円と2016年と比較して、124.9%の成長率となる見込みです。さらに、2022年には1595億円で、2016年を比較すると、3.2倍に成長すると予測されています。

実際に各国では、金属3Dプリンターを用いた新商品が続々と開発されており、研究開発用途から自動車関連や航空・宇宙関連分野での部品製造用途まで採用が進んでいます。

しかし、その中心は欧州や米国です。日本では金属3Dプリンターに対する反応が鈍く、導入事例も少ないのが現状です。大手企業の研究開発部門を中心として、導入が進められています。

しかし、金型や部品製造用としては、金属3D造形を活かせる設計ができるエンジニア不足により、あまり導入が進んでいない状態です。日本市場を拡大させるためには、最適形状がデザインできるソフトウェアの普及とさらに幅広い分野間の研究開発を促すことが必要と考えられています。

切削加工と金属3Dプリンターの能力を比較!

切削加工

金属3Dプリンター(付加加工)と正反対なのが、切削加工(除去加工)です。それぞれの特徴を比較し、違いを押さえておきましょう。

切削加工法(除去加工)

エンドミル(刃物が付いた回転工具)などを用いて、樹脂や金属などの素材を切り削る加工法です。大きめの材料から必要のない部分を取り除いていくので、除去加工と呼ばれることもあります。加工精度の高さや表面品質の高さから、強度や高精度が必要な最終製品のパーツ製作や最終製品と同じ材料での試作に用いられることが多いです。一方で、複雑な形状やアンダーカット構造のある設計の場合、切削工具が進入できない構造の部品は、多軸加工ができる装置を用いればある程度加工できます。しかし、加工するのに高い技術力が必要で、形状によっては加工することができない場合もあります。

金属3Dプリンター

国際的には、「Additive Manufacturing Technology」「アディティブ マニュファクチャリング テクノロジー」という呼び方が正式とされています。3Dデータをもとに、金属を加工装置内で溶かし、ミルフィーユのように1層ずつ重ねながら形状を作り出していくのが主流です。切削加工法と比較すると、以下のようなメリットがあります。

  • ・中空形状で切削品と同等の強度を保った軽量化の実現
  • ・短納期
  • ・切削では実現できなかった形状が作成可能

ただし、造形物の密度や精度、使用できる素材などは造形方式よって異なるため、目的に合わせた機種・素材の選定が必要です。

Expert Material Laboratories株式会社では、高精度・高密度出力が可能な米国製金属3Dプリンター「ACCUMETAL2.0」を取り扱っております。従来の金属3Dプリンターに比較すると、オープンマテリアル対応で、コストパフォーマンスの向上とランニングコストの軽減ができ、様々なマテリアルの出力が可能です。

金属3Dプリンターの価格帯

金属3Dプリンターの価格帯による違いを比較します。

10~20万円

金属3Dプリンターも、安価な商品なら10万円台から購入可能です。10万円台の3Dプリンターのほとんどは、熱溶解積層法(FDM)で造形を行います。近年は、この価格帯でも十分な造形ができるものが登場しているため、個人用としてだけではなく、試作やアイディア出しの段階で使う場合におすすめです。

数千万円~1億円以上

企業が業務使用する金属3Dプリンターは、安価でも数千万円~1億円以上の装置がほとんどです。ハイエンドモデルの金属3Dプリンターの方式としては、パウダーベッド方式(粉末床溶融結合)やメタルデポジション方式(指向性エネルギー堆積方式)が主流となっており、金属を溶融するのにレーザーや電子ビームのエネルギーを用いるため、その発振器自体が非常に高価なので安価な装置が殆どありません。ハイエンドモデルでは、ステンレス、アルミニウム、銅から、チタン、インコネルなど、多くの金属が造形できます。

金属3Dプリンターでの製造に向いているものとは?

金属3Dプリンターでの製造に向いているものの例として、以下のようなものがあります。

より複雑な形状の部品製造

従来の金属加工技術では製造が難しかったものや、複数のパーツで構成されていた部品を一体化する設計に向いています。これにより、軽量化や工数削減が期待できます。

より軽量で強度を持つ部品製造

ジェネレーティブデザインなど設計の最適化を行い、従来と同等性能(強度)で軽量な部品を製造するのに向いています。

金型の造形

従来の切削加工では実現できなかった、金型内部の複雑な水管設計を実現可能です。

金属3Dプリンターを導入したい方はExpert Material Laboratories株式会社へ!

世界では金属3Dプリンターの市場が広がり始めている中、日本ではまだまだ市場が狭く導入している企業も少ないのが現状です。金属3Dプリンターは用途が幅広く、特に複雑な形状の部品製造や金型などの造形に適しています。

金属3Dプリンターの導入をご検討中の方はExpert Material Laboratories株式会社へ。TYTUS3D社が開発した「ACCUMETAL2.0」は、インコネル、ステンレス、チタンなど様々なマテリアルの出力が可能です。また、遠隔監視機能やAR(拡張現実)機能を備えた、スマートファクトリ―対応の最新型プリンターとなっています。金属3Dプリンターの価格が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

金属3Dプリンターに関することならExpert Material Laboratories株式会社

会社名 Expert Material Laboratories株式会社
代表取締役 野田 裕介
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メールアドレス info@exmatelab.com
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設立 2023年9月
資本金 300万円
事業内容 工作機械 検査装置販売 航空宇宙非破壊検査コンサルティング

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