3Dプリンター(光造形)とレジンの相性で精度や強度は高まる?種類ごとの正しい洗浄方法も解説

3Dプリンター(光造形)で作った造形物は、レジンとの相性でより高精度な造形物に仕上がります。また、綺麗に仕上げるためにも洗浄を行う必要があります。洗浄という工程では造形物に付着した余分な材料や、歪みや反りを防止するために装着していたサポート材などを除去し、造形物を綺麗に仕上げることができます。

とは言え、洗浄だからといって洗車するように勢いよく泡や水で落とせば終わりというわけではありません。正しい洗浄を行うためには、レジンの種類に合わせて洗浄方法を変えましょう。

3Dプリンターの洗浄方法はレジンの種類で違う?正しい洗浄方法

水しぶき

レジンの正しい洗浄方法は、使用するレジンの種類よって異なります。一般的な光造形用レジンは油性であるため落としづらく、イソプロピルアルコール(IPA)やエタノールを使用しなければ綺麗に洗浄することができません。

しかし、株式会社エヌエスエスで販売している「改良版"日本製低アレルゲン水洗いレジン(エキマテ)」は水溶性レジンなので、水道水(温水)のみでも造形物の洗浄は可能です。さらに洗浄効果を高めるためには、台所用洗剤を使用することをおすすめします。

レジンの洗浄工程を急ぎで行う場合は、従来の光造形機 3Dプリンター(油性のレジン)の洗浄でよく使用されるIPAを使用しても問題ありません。

ただし長時間(60の分以上)の水洗いやIPA洗浄(10分以上)、エタノール洗浄はクラックの原因となるため、使用は避けましょう。また、IPAなどの有機溶剤で洗浄した廃液はそのまま排水溝に流さず、新聞紙やウエスなどに吸収させて、可燃ごみとして処分してください。

また、弊社販売の日本製低アレルギー水洗いレジン「エキマテ」についての処分方法は下記リンク先に記載をしておりますので、ご覧ください。(https://nssngt.com/2020/03/06/1467/

3Dプリンターで高再現・高硬度・高耐久性を得るならレジン選びがカギ!

立てた人差し指とビックリマーク

3Dプリンターで作る造形物には、デザイン通りの高再現度、仕上げ後も耐久力に優れた高硬度、高耐候性といった高性能な仕上がりを誰もが求めるはずです。しかし、これは3Dプリンター本体のスペックの良さだけでは実現できるとは限りません。

3Dプリンターと同様にレジンの性能にも注目し、3Dプリンターの特長と掛け合わせることが大切です。「日本製低アレルゲン水洗いレジン(エキマテ)」は、造形時の剥離抵抗による歪みや反りを軽減し、造形精度・再現性も高くなり、油性レジンと同等の出力が可能となりました。

今後に関しては、さらに2次硬化後の耐候性、耐久性の向上や、出力品の経時変化によるクラック発生率を抑え、高性能な水洗いレジンの開発を進めてまいります。

レジンの選び方ひとつで造形物の仕上がりが変わり、3Dプリンターの性能と掛け合わせることで、よりハイクオリティな造形物に仕上げることが可能です。

3Dプリンターとレジンの組み合わせ次第で造形物の精度や強度は変わる!

3Dプリンターを使用する上で、洗浄方法やモデル形状によってはクラックが発生するなど、トラブルが生じる可能性があります。そのためにも正しい洗浄方法をマスターし、3Dプリンターの得意な造形と不得意な造形を見極めるようにしましょう。

また、3Dプリンターとレジンの組み合わせ次第では、より造形物の精度や強度を向上させることは十分に可能です。高速造形とレジンのチューニングにより、従来の製品では得られなかった高いディティールの再現性と高精度が実現できます。

今回ご紹介した「日本製低アレルゲン水洗いレジン」の特長を引き出すためにも、ぜひ高速造形が得意な「Hunter」をはじめ、相互効果を生み出す3Dプリンターをおすすめします。お気軽に株式会社エヌエスエスにお問い合わせください。

3Dプリンターの正しい洗浄方法やおすすめのレジンの紹介は株式会社エヌエスエスへ

会社名 株式会社エヌエスエス
代表取締役 野田 裕介
住所 〒198-0024 東京都青梅市新町7丁目40−8
TEL 070-5369-9898
FAX 042-833-6158
メールアドレス info@nssngt.com
URL https://nssngt.com/
設立 2016年12月
資本金 900万円
事業内容 工作機械 検査装置販売 航空宇宙非破壊検査コンサルティング

ページ先頭へ